シーシュポスの神話
「 神を欺いたことで、シーシュポスは神々の怒りを買ってしまい、大きな岩を山頂に押して運ぶという罰を受けた。彼は神々の言い付け通りに岩を運ぶのだが、山頂に運び終えたその瞬間に岩は転がり落ちてしまう。同じ動作を何度繰り返しても、結局は同じ結果にしかならないのだった。カミュはここで、人は皆いずれは死んで全ては水泡に帰す事を承知しているにも拘わらず、それでも生き続ける人間の姿を、そして人類全体の運命を描き出した。」
(Wikipedia/シーシュポスの神話 より引用)
もう何十年も前の話、私が高校生の頃、図書館で、アルベール・カミュの「 シーシュポスの神話 」を借りて読んでいました。
大きな岩を山頂に何回運んでも、転がり落ちてしまう。なんと虚しい苦行なんだと恐ろしくなったもんです。
司法試験や予備試験もこれと同じだなと、よく思います。
どんだけ勉強しても、すぐそこにあった合格に手が届かず、転げ落ちて、願書郵送という振り出しに戻されてしまう。
特に短答落ちだと、登山の一丁目で転がり落ちるようなもの。
不条理とか難しいことは、よく分からないけれど。
私はまた、岩を山頂まで運ぶための準備体操を初めています。23回目のチャレンジのために・・・。